絶縁抵抗値測定とは

絶縁抵抗とは、電流が流れる電路における電路相互間及び電路と大地との間の絶縁性(電流が漏れない性能)のことで、単位は一般的にMΩ(メガオーム)が用いられます。
絶縁抵抗が低くなると漏電を生じ、感電や火災等の原因となります。

絶縁抵抗値測定は、基本的には耐電圧試験と同じで、十分な絶縁耐力があるかどうか(絶縁破壊をしないかどうか)を調べ、感電事故や火災事故の防止など安全性を確保するために行う試験です。

耐電圧試験との主な違いは次の二点
絶縁の強度を見るのではなく、試験電圧にて抵抗値を測定
耐電圧試験は高電圧を負荷した時に絶縁耐力、絶縁破壊を起こすかどうかの確認であるのに対して、絶縁抵抗値測定は適切な電圧(定格測定電圧)を負荷したときの絶縁抵抗値を測定し、その絶縁耐力が適切かどうかを評価する試験です。
直流(DC)出力で測定
耐電圧試験は交流(AC)が多いのに対して、抵抗成分のみ測定する絶縁抵抗値測定は直流(DC)です。

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