フーリエ変換赤外分光分析(FT-IR)とは

試料に赤外光を照射すると、分子それぞれの固有の振動に応じた周波数の光が吸収され、物質固有の吸収パターンを示します。赤外線吸収スペクトルを利用し、データベースのスペクトルと照合することで、物質の同定、定量を行う手法です。

主にプラスチック、樹脂、合成繊維など、様々な有機物の同定に用いられるが、一部の無機物や定量評価にも使用されます。化学構造、結晶構造、配向などに関する情報も取得可能です。

長所
  • ライブラリーが豊富
  • 試料の損傷がほとんどなく、非破壊での分析が可能
短所
  • 試料の前処理が必要
  • ガラス容器内の試料を直接測定できない
  • 水分の影響が大きい
  • 黒色試料の測定が苦手
用途例
  • 有機物汚染の分析評価
  • 不良解析(表面付着物、パッド電極不良、コーティング不良など)
  • リチウムイオン電池セパレータの材質分析

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【2024年最新】分光分析装置一覧【2024年最新】
分光分析装置一覧

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関連規格

JIS K0117
赤外分光分析方法通則
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