防水試験(対象:電子制御ユニット(ECU)・車載電装品)

電子制御ユニット(ECU)・車載電装品完成品・ユニットの環境負荷・機械負荷試験

防水試験(Water test)は、電子制御ユニット(ECU)や車載電装品が、雨水や洗車、高圧洗浄、水没などの環境にさらされた際に、筐体内部への水の侵入を防ぎ、正常な性能や機能を維持できるかを評価する環境負荷試験です。実際の使用環境を想定した散水・噴流水・浸漬などの条件で試験を実施し、防水性能や試験後の絶縁性能、機能維持を確認します。

国際規格であるISO 16750-4や国内規格であるJASO D014-4では、自動車用電気・電子部品の耐環境性評価項目として防水試験が規定されています。また、防水性能(IPコード)の試験方法についてはISO 20653、JIS D 0203およびIEC 60529が広く採用されています。

対応規格

  • ISO 16750-4 5.11 Water
  • JASO D014-4 5.11
  • ISO 20653
  • JIS D 0203
  • IEC 60529

製品の使用環境や要求される保護等級(IPコード)に応じて、適切な試験方法を選択することが重要です。

評価目的・状態による分類

IPX5K・IPX6K(High-pressure water spray tests)

あらゆる方向からの噴流水や高圧水に対する防水性能を評価する試験です。走行中の降雨や洗車、高圧洗浄などを想定し、筐体内部への水の侵入や試験後の機能維持を確認します。

対応規格

  • ISO 20653
  • JIS D 0203
IPX7・IPX8(Immersion tests)

一定の水深・時間における浸漬条件で、水没時の防水性能を評価する試験です。冠水や一時的な水没などを想定し、電子制御ユニット(ECU)や車載電装品の密閉性能や機能維持を確認します。

対応規格

  • ISO 20653
  • JIS D 0203
  • IEC 60529
IPX9K(High-pressure/high-temperature water jet test)

高温・高圧水による洗浄環境を再現し、車両の高圧洗浄や過酷な屋外環境における防水性能を評価する試験です。高温高圧水の噴射後も、筐体内部への水の侵入がなく、正常な機能を維持できることを確認します。

対応規格

  • ISO 20653
  • JIS D 0203

防水試験は、製品の使用環境や要求される保護等級に応じてIPX5K~IPX9Kなどの試験を適切に選択し、電子制御ユニット(ECU)や車載電装品の品質・信頼性・耐久性を総合的に評価するために実施されます。

防水試験(対象:電子制御ユニット(ECU)・車載電装品)に対応可能な企業

事例

事例1:OKIエンジニアリングの防水試験

IPX6K事例
IPX6K試験例

IPX9K事例
ECUのIPX9K試験の様子

IPX6K(ISO 20653、JIS D 5020)は高圧ホース洗車を想定した、耐水性を確認します。

IP試験実施例

  • 電動オイルポンプ
  • バッテリーボックス

IPX9K(ISO 20653、JIS D 5020)は高圧スチーム洗車を想定した、耐水性を確認します。

IPX9K事例

  • 車両搭載ユニット
  • 電子スロットルボデー
  • アクチュエータ
  • ケーブル付コネクタ
  • 小型カメラユニット
  • カメラ
  • グロープラグ
  • コントローラユニットBOX
  • CCV(クランクケースブローバイ換気装置)ヒーター
  • AM/FMアンテナ
  • レジャービーグル用アクチュエータ
  • 車載カメラ用コネクタ
  • 電動オイルポンプ
  • コンバータ
  • 水温センサ
  • オイルコントロールバルブ
  • 車載カメラ
  • ソレノイド
  • ECU
  • ABSセンサー
  • RFIDタグ
  • 車載電装品
  • ジャンクションボックスASSY
  • コントロールボックスASSY
  • インバータ
  • 車載用電子機器

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事例2:株式会社Wave TechnologyのIPX9K防水試験受託サービス

超高圧・高温の水に対する耐性を評価し、IPX9K規格に適合しているか確認します。

  • 試験対象:自動車部品、防水電子機器 など
  • 合格基準:試験後に正常動作し、有害な水の浸入がないこと

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