塩水腐食・複合サイクル試験とは

車載コネクタ・基板実装・ワイヤーハーネス車載コネクタ・端子の環境・電気特性試験(USCAR-2 / LV 214)

自動車の神経網であるワイヤーハーネスやコネクタ端子に特化した腐食・耐環境試験です。近年の車両規格(ISO 8092-2:2023などの最新版)への改訂に見られるように、現在では単に塩水を連続して吹き付けるだけでなく、「塩水噴霧 → 高温乾燥 → 湿潤」を繰り返す複合サイクル試験(CCT)が主流となっています。

毛細管現象による内部への塩水侵入や、乾燥時の塩の結晶化に伴う端子メッキの破壊など、実環境で発生する複雑な劣化メカニズムを厳しく評価します。

国内外の主要規格において、環境負荷と電気的特性(接触抵抗の増大など)を組み合わせた厳格な評価スキームが規定されています。

国内・国際規格(Domestic & International Standards)

従来の連続塩水噴霧から発展し、近年の車両規格(ISO 8092-2:2023 などの最新版)では、複合サイクルや温湿度を組み合わせたリアルな環境耐久性が求められます。

対応規格

  • ISO 8092-2(車載電気配線ハーネス用接続器 - 試験方法)
  • JASO D616(自動車用電線接続器試験方法)

北米自動車規格(North American Automotive Standard)

米国のビッグ3(GM、フォード、クライスラー)が策定した、車載コネクタの世界的なデファクトスタンダード(事実上の標準)

対応規格

  • SAE/USCAR-2(Performance Specification for Automotive Electrical Connector Systems)

欧州自動車規格(European Automotive Standard)

欧州自動車メーカーが要求する、微小な接点不良や防水シール性を極限まで評価する厳格な試験

対応規格

  • LV 214(Motor vehicle connectors - Test specification)

※コネクタの評価は「塩水環境への曝露」単体で終わることはなく、試験前後における「微小接触抵抗の測定」や「挿抜耐久(抜き差し)試験」、電圧降下の確認などがセットで行われます。高度な温湿度制御が可能な複合サイクル腐食試験機(CCT)と電気計測器を完備し、各規格に準拠した一貫評価に対応可能な企業は、以下のリストからご確認ください。

塩水腐食・複合サイクル試験に対応可能な企業

事例

事例1:OKIエンジニアリングの塩水腐食試験

塩水腐食試験

自動車部品・材料向けの腐食試験規格「JASO M 609:2024」に対応

JASO M 609:2024以外にも、北米や欧州などの海外自動車メーカーの規格にも対応

  • JASO M 609:2024のA、B、C法に対応
  • GMW 14872
  • SAE J 2334など

エアプレコンディショナーにより、より優れた温湿度制御を線形移行と短時間移行の双方で実現

  • 内寸    :W1460×H780×D820[mm]
  • 試料台耐荷重:500kg
  • 試験液   :塩水

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