圧縮試験とは
包装貨物の圧縮試験機
(日本ビジネスロジスティクス株式会社様 提供)
圧縮試験は、材料試験の一種で、圧縮荷重下の材料の挙動を測定する試験方法です。試験片の圧縮試験と包装貨物の圧縮試験があります。
- 圧縮試験の種類
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- 試験片の圧縮試験
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角柱・円柱・円筒形の試験片に徐々に圧縮荷重を加えて、試験片に割れや変形、ひずみについての度合いを測定し、材料の圧縮力に対する変形抵抗や破壊強度を調べる試験です。
金属、プラスチック、木材やコンクリートなどのように、圧縮力を受ける部材として多く使用される材料や、圧縮に対する性質が引張りに対するものと著しく異なる材料について行われます。
- 包装貨物の圧縮試験
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倉庫保管時や段積み輸送で箱潰れによる荷崩れがないように、圧縮荷重を再現し、箱の耐圧強度を確認するための試験です。
試験前には前処置として一定の温湿度で調質します。想定される圧縮荷重による内容品の損傷を調べる方法と、容器(箱)自体の圧縮強度を知るために空容器の圧縮試験を行う方法があります。
圧縮試験に対応可能な企業
圧縮試験に関係する試験・規格情報の紹介
圧縮試験に用いる装置
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- 圧縮試験機
- 上もしくは下方向からの荷重を加えることにより試験片を圧縮し、破壊する装置。
関連規格
- JIS H7407
- 繊維強化金属の圧縮試験方法
- JIS H7902
- ポーラス金属の圧縮試験方法
- JIS H7904
- ポーラス金属の高速圧縮試験方法
- JIS K7018
- 繊維強化プラスチック-積層板の面内圧縮特性の求め方
- JIS K7076
- 炭素繊維強化プラスチックの面内圧縮試験方法
- JIS K7181
- プラスチック-圧縮特性の試験方法
- JIS K7220
- 硬質発泡プラスチック-圧縮特性の求め方
- JIS P8126
- 紙及び板紙-圧縮強さ試験方法-リングクラッシュ法
- JIS P8156
- 紙及び板紙-圧縮強さ試験方法-ショートスパン法
- JIS R1608
- ファインセラミックスの圧縮強さ試験方法
- JIS Z0212
- 包装貨物及び容器-圧縮試験方法
- JIS Z0403-1
- 段ボール-第1部:平面圧縮強さ試験方法
- JIS Z0403-2
- 段ボール-第2部:垂直圧縮強さ試験方法
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