塵埃試験とは

塵埃試験は、製品が粉塵や砂などの塵埃の影響に耐えられるかを評価するための試験です。自動車部品、電子機器、家電製品など、様々な製品に適用されます。
特に自動車のエンジンルームは最も塵埃環境が厳しいといわれており、塵埃の厳しい使用環境でも各種の部品が正常に機能するかどうかの耐塵埃性評価が重要です。

塵埃試験の種類
気流試験
空気圧で製品に微粒子を吹き付け、塵埃の侵入を模擬。製品の耐久性や封じ込め能力を評価し、信頼性を確保。
浮遊試験
空中に微粒子が浮遊する環境に製品を置き、曝露させる。製品の内部や部品への塵埃の影響を検証し、信頼性を確保。
試験で使用される塵埃ダストは、JIS Z8901で定められていて、8種(関東ローム)または、6種(ポルトランドセメント)などがあります。

塵埃試験に対応可能な企業

塵埃試験に関係する試験・規格情報の紹介

環境試験に関係する情報を、「環境試験コーナー」にて紹介しています。ご参照ください。

環境試験コーナー

塵埃試験に用いる装置

関連規格

JIS C60068-2-68
環境試験方法-電気・電子-砂塵試験
JIS C0920
電気機械器具の防水試験および固形物の侵入に対する保護等級
JIS D0203
自動車部品の耐湿及び耐水試験方法
JIS D0207
自動車部品の防じん及び耐じん試験
JIS D5020
自動車部品-保護等級(IPコード)-外来物、水及び接近に対する電気装置の保護
JIS D5500
自動車用ランプ類
JIS E4036
鉄道車両構成部品-ダスト試験通則
JIS Z8901
普通ポルトランドセメント6種/関東ローム8種
IEC 60529
エンクロージャによる国際保護等級(IPコード)
IEC 60068シリーズ
環境試験方法 電気・電子一覧
ISO 16750-3
Road vehicles — Environmental conditions and testing for electrical and electronic equipment — Part 3: Mechanical loads
ISO 19453-3
Road vehicles — Environmental conditions and testing for electrical and electronic equipment for drive system of electric propulsion vehicles — Part 3: Mechanical loads
ISO 20653
自動車用の電気機械器具の外郭による国際保護等級(IPコード)
JASO D014-3
自動車部品 電気・電子機器の環境条件及び機能確認試験 第3部:機械負荷
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