塩水噴霧試験とは

JIS Z2371対応の大型塩水噴霧試験機

大型塩水噴霧試験機
TDM株式会社様 提供)

塩水噴霧試験とは、塩水の噴霧中に試験片を一定時間暴露させ、塩分による腐食(耐食性)を評価する試験です。

装置や部品などの金属は、沿岸地区や屋外で雨にさらされるとサビが発生(腐食)することがよくあります。
塩水噴霧試験は、金属材料の腐食や、メッキ、無機・有機皮膜の良否を評価することができ、塩水によって電子部品の腐食や絶縁体の劣化が考えられる、車載電子機器やモバイル電子機器、太陽電池モジュールなど、屋外環境にさらされる電子機器の信頼性を評価するために重要な試験です。

腐食量測定、表面処理損傷部の腐食観察、腐食欠陥寸法測定、腐食欠陥数測定などを行い、評価します。

塩水噴霧試験の種類

塩水噴霧試験に対応可能な企業

塩水噴霧試験に関係する試験・規格情報の紹介

環境試験に関係する情報を、「環境試験コーナー」にて紹介しています。ご参照ください。

環境試験コーナー

塩水噴霧試験に用いる装置

関連規格

JIS C60068-2-11
環境試験方法(電気・電子)塩水噴霧試験方法
JIS C60068-2-52
環境試験方法-電気・電子-塩水噴霧(サイクル)試験方法(塩化ナトリウム水溶液)
JIS Z2371
塩水噴霧試験方法
IEC 60068-2-11
環境試験-第2部:試験。試験Ka:塩水噴霧
IEC 60068-2-52
環境試験-第2部:試験-試験Kb:塩水ミスト・サイクリック(塩化ナトリウム)
IEC 60068シリーズ
環境試験方法 電気・電子一覧
IEC 61701
光電(PV)モジュールの塩霧腐食試験
ISO 16750-4
Road vehicles — Environmental conditions and testing for electrical and electronic equipment — Part 4: Climatic loads
ISO 19453-4
Road vehicles — Environmental conditions and testing for electrical and electronic equipment for drive system of electric propulsion vehicles — Part 4: Climatic loads
JASO D014-4
自動車部品―電気・電子機器の環境条件及び機能確認試験―第4部:気候負荷
規格一覧はこちら

関連試験

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