非破壊試験とは
非破壊試験とは、機械部品や構造物を破壊しないで、欠陥や劣化の状況を検査する試験です。
内部の観察・試験を非破壊でできるため、肉眼だけでは判断できなかった隠れた部分の検査も容易に行えます。
内部の検査だけでなく、表面の検査、配管内部の腐食などの検査も非破壊試験に含まれます。
- 非破壊試験の種類
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- 目視試験
- 放射線透過試験
・X線CT(X線コンピュータ断層撮影)
・ガンマ線 - 超音波探傷試験
- 渦電流探傷試験
- 磁粉探傷試験
- ひずみ測定
- アコースティック・エミッション
- 浸透探傷試験
- サーモグラフィ試験
- 近赤外分光法
非破壊試験に対応可能な企業
非破壊試験に用いる装置
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- Pulsed Thermography方式赤外線非破壊検査装置エコーサーモ
- 被試験体を片面から瞬間的に加熱し、その後の表面温度の時間的変化を赤外線カメラで取り込み、内部の欠陥を検出する装置。
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- 渦電流センサ
- 非破壊検査機器の一種。主に銅板などの金属や電線表面などにできた傷や亀裂を検出するために用いられる。
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- X線透過試験装置
- X線を利用して、試料の内部を透過して観察する装置。試料を分解することなく、非破壊・非接触で、内部構造状態を観察・検査・計測できます。
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- X線加熱試験装置
- X線透過検査装置に加熱ユニットを搭載し、加熱しながらX線検査ができる装置。
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- X線CT試験装置
- 試料を360°回転させて、全方向からX線撮影を行う装置。3次元での透過(断面撮影)が行えます。
関連規格
- JIS Z2316
- 非破壊試験-渦電流試験
- JIS Z2320
- 非破壊試験-磁粉探傷試験
- JIS Z2323
- 非破壊試験-浸透探傷試験及び磁粉探傷試験-観察条件
- JIS Z2330
- 非破壊試験-漏れ試験方法の種類及びその選択
- JIS Z2343
- 非破壊試験-浸透探傷試験
- JIS Z2355
- 非破壊試験-超音波厚さ測定
- JIS Z3050
- パイプライン溶接部の非破壊試験方法
関連試験
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