超音波顕微鏡観察とは

超音波顕微鏡観察

超音波顕微鏡観察
沖エンジニアリング株式会社様 提供)

超音波顕微鏡(SAM:Scanning Acoustic Microscope)を用いて、超音波を印加、検出して画像を得る顕微鏡観察の手法です。試料に超音波パルスを照射して、その反射波や透過波を圧電素子で受信して、試料表面や光学的には不可視の内部構造などを非破壊で観察します。

超音波を音響レンズによって試料観察面に照射し、試料からの超音波の反射波や透過波を再度電気的な受信信号に変換後、画像処理を行い観察します。反射波を利用するものを反射型、透過波を利用するものは透過型と呼びます。反射型の方が実用的です。

超音波顕微鏡の種類
走査型超音波顕微鏡
機械走査型の超音波顕微鏡が主流で、スライドガラス上に載せた組織切片や培養細胞などの上を振動子が二次元走査により画像を取得します。
超音波インピーダンス顕微鏡
従来の超音波顕微鏡は組織を透過してガラス面で反射した超音波を捉えるが、超音波インピーダンス顕微鏡はプラスチック板を透過して組織の表面で反射した超音波を捉えます。また、スライス切片を使用する従来の音速モードに対して、スライスの作成を必要としない音響インピーダンスモードではより迅速な観察が可能です。
超音波力顕微鏡
超音波原子間力顕微鏡とも呼ばれる顕微鏡で、試料表面の形状と同時に弾性的性質の分布も画像化可能で、従来の超音波顕微鏡より空間分解能が格段に向上したものです。

超音波顕微鏡観察に対応可能な企業

超音波顕微鏡観察に用いる装置

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