車載コネクタ・基板実装・ワイヤーハーネス
車載コネクタ・端子の環境・電気特性試験(USCAR-2 / LV 214)
自動車の神経網であるワイヤーハーネスやコネクタ(電線接続器)は、車両の走行振動、エンジンルームの熱、塩水や泥水の被水など、極めて過酷な環境に晒されます。万が一、接点の不良や断線が発生すれば、ECUが正常でも車両は制御不能に陥ります。
そのため、車載コネクタの信頼性評価においては、単一の環境試験だけでなく、熱的・機械的・電気的ストレスを組み合わせた網羅的な評価スキームが求められます。
本ページでは、世界的なコネクタ規格である北米の「SAE/USCAR-2」や欧州の「LV 214」、および「ISO 8092-2」「JASO D616」などで要求される主要な試験項目を俯瞰してご紹介します。
1.機械的負荷試験(Mechanical Tests)
走行中の振動や、組み立て時の物理的ストレスに耐えうるかを評価します。
- 微振動試験(Vibration test)
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端子の接点が微小に擦れ合うことで発生する致命的な「フレッティング腐食」を評価します。
- 挿抜力・挿抜耐久試験(Mating/Unmating force)
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コネクタの抜き差しに必要な力と、繰り返し着脱した後の摩耗状態を確認します。
- 端子・ハウジング保持力(Terminal retention)
- 電線を引っ張った際に、端子がコネクタのプラスチック(ハウジング)から抜けないかをテストします。
2.気候・環境負荷試験(Environmental Tests)
急激な温度変化や水濡れに対するシール性(防水性)や耐腐食性を評価します。
- 熱衝撃・温度サイクル試験(Thermal shock / Temperature cycling)
- 高温と低温を急激に繰り返し、膨張・収縮による樹脂の割れやシールの劣化を確認します。
- アイスウォーター衝撃・水没・IP試験(Submersion / Splash / IP code)
- 加熱されたコネクタに冷水を浴びせたり水没させたりして、負圧による水の吸い込み(毛細管現象)を評価します。
- 塩水腐食・複合サイクル試験(Salt spray / CCT)
- 塩水噴霧と乾燥・湿潤を繰り返し、メッキの破壊や端子のサビを評価します。
電気的負荷試験(Electrical Tests)
環境試験や機械試験の「前・中・後」で実施され、コネクタの性能が維持されているかを測定します。
- 接触抵抗測定・電圧降下(Contact resistance / Voltage drop)
- 各種テストの後に、電気がしっかり通るか(抵抗が増えていないか)をミリオーム単位で精密に測定します。
- 電流サイクル試験・温度上昇評価(Current cycling / Temperature rise)
- 大電流を流し続けた際に、コネクタ自体が発熱して溶けたり発火したりしないかを評価します。(特にEV向けの高電圧コネクタで重要視されます)
4.化学的負荷試験(Chemical Tests)
- 耐薬品性試験(Chemical resistance)
- エンジンオイル、ブレーキフルード、バッテリー液、洗浄剤などの自動車用ケミカルに触れても樹脂が溶けたり劣化しないかを確認します。
試験場のご案内
| 社名 | 北海道 ・東北 |
関東 | 中部 | 関西 | 中四国 | 九州・沖縄 |
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| 沖エンジニアリング株式会社 | 〇 |