疲労試験とは
疲労試験とは、プラスチック・金属・複合材料などの試験片や部品・完成品などに、繰り返し応力または変動応力を加え、破壊にいたるまでの繰返し数を調べる試験です。疲労強度・耐久性を評価します。
疲労試験から得られるS-N曲線により、材料の疲れ限度(繰返し荷重を加えても破壊しない応力の最大値)、疲れ寿命(寿命保証時間)などを求めることができます。
構造物や機器の疲労破壊を防ぐために重要な試験です。
- 疲労試験の種類
-
- 低/高サイクル疲労試験
- 転動疲労試験
- フレッティング疲労試験
- 高温疲労試験
- 低温疲労試験
- 熱疲労試験
- 腐食疲労試験
疲労試験に対応可能な企業
疲労試験に関連する環境試験情報
疲労試験に用いる装置
-
- 疲労試験機
- 各種の部品や製品に様々な負荷を加えて、その疲労強度・耐久性を確認する試験機器。負荷の種類により様々な種類の試験機に分別される。
-
- クリープ試験機
- 一定温度、一定荷重下で、時間とともに変化する材料の長さの変化、あるいは破断までの時間を測定する試験機。
-
- 熱疲労試験機
- 加熱・冷却による熱疲労を加え、試験体の熱体制と熱疲労速度を測定・評価する装置。加熱方法は高周波などがある。
関連規格
- JIS Z2273
- 金属材料の疲れ試験方法通則
- JIS Z2274
- 金属材料の回転曲げ疲れ試験方法
- JIS Z2275
- 金属平板の平面曲げ疲れ試験方法
- ISO 204
- 金属材料-引張における単軸クリープ試験-試験方法
- ISO 7500-2
- 金属材料-静的単軸試験機の検定-第2部:引張クリープ試験機-適用する負荷の検定
お探しの企業が見つからなかった場合は、弊社のコーディネーターが代わりにお探しいたします
お気軽にご相談ください