PCB分析とは
人体に対する毒性が極めて強いポリ塩素化ビフェニール(PCB:polychlorobiphenylの略称)の含有量を試験・分析します。
おもに、産業廃棄物、大気、土壌 等が分析対象となります。
- PCB分析の対象
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下記対象中のPCB含有量分析を行います。
- 焼却炉:排ガス、燃えがら(焼却灰)、ばいじん(飛灰)
- 大気:環境大気中のPCB濃度分析
- 水質:河川水、海水、湖沼、地下水、飲料水、工業用水、排水
- 土壌:土壌、底質
- 絶縁油:トランス油、コンデンサ油、ケーブル油
- PCB分析方法
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下記の装置などでPCB分析を行います。
- ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC/MS)
- ガスクロマトグラフィー-電子対捕獲検出装置(GC-ECD)
- 高分離能ガスクロマトグラフ-高分解能質量分析装置(HRGC-HRMS)
- PCB簡易測定マニュアルについて
- 平成23年5月に、環境省から微量PCB汚染廃電気機器等の効率的かつ確実な処理の推進の観点から、絶縁油に含まれる微量のPCB濃度を短時間にかつ低廉な費用で測定できる方法(簡易測定法)として「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル(第3版)」が公表されました。
また、平成29年4月には「低濃度PCB含有廃棄物に関する測定方法(第3版)」が公表されています。
PCB分析に対応可能な企業
関連規格
- JIS K0093
- 工業用水・工場排水中のポリクロロビフェニル(PCB)試験方法
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