電磁波測定とは

電磁波測定とは、屋内・屋外の電磁波環境や、電子機器、電化製品から発生する電磁波の強度を測定する試験です。

電子機器、電化製品から発生した電磁波は、他の機器やシステムに影響を与えることがあります。また、他のほかの機器、システムから電磁波を受けて正常に動作しないことがあります。
このように、異なった複数の電気・電子機器が同じ電磁的環境に混在しているとき、お互いに悪影響を及ぼすことを防ぐために、電磁波の測定を行います。

放出する電磁波を抑え(EMI)、かつ周囲からの電磁波によって電気製品がトラブルを起こさない(EMS)性能を電磁両立性(EMC)といいます。

電磁波の測定は、オープンサイトや電波暗室で行うテストサイト測定と、現場に専用測定機器を持ち込んでのオンサイト測定があります。

電磁波測定に対応可能な企業

EMC試験に関係する情報を、「EMC試験コーナー」にて紹介しています。ご参照ください。

EMC試験コーナー

電磁波測定に用いる装置

関連規格

JIS C4421
可変速駆動システム(PDS)―電磁両立性(EMC)要求事項及び試験方法
JIS C4431
パワーエレクトロニクス装置―電磁両立性(EMC)要求事項及び試験方法
IEC 61000-1-2
電磁両立性(EMC)-第1-2部:一般-電気及び電子機器の電磁現象に対する機能的安全性実現のための方法論
IEC 61000-2-6
電磁両立性(EMC)-第2部:環境-第6章:工場の電源における低周波伝導妨害の放射レベル評価
IEC 61000-4-2
電磁両立性(EMC)-第4-2部:試験及び測定技術-静電放電イミュニティ試験
IEC 61000-4-3
電磁両立性(EMC)-第4-3部:試験及び測定技術-放射,無線周波数,電磁界イミュニティ試験
IEC 61000-4-5
電磁両立性(EMC)-第4-5部:試験及び測定技術-サージイミュニティ試験
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