電磁波測定とは
電磁波測定とは、屋内・屋外の電磁波環境や、電子機器、電化製品から発生する電磁波の強度を測定する試験です。
電子機器、電化製品から発生した電磁波は、他の機器やシステムに影響を与えることがあります。また、他のほかの機器、システムから電磁波を受けて正常に動作しないことがあります。
このように、異なった複数の電気・電子機器が同じ電磁的環境に混在しているとき、お互いに悪影響を及ぼすことを防ぐために、電磁波の測定を行います。
放出する電磁波を抑え(EMI)、かつ周囲からの電磁波によって電気製品がトラブルを起こさない(EMS)性能を電磁両立性(EMC)といいます。
電磁波の測定は、オープンサイトや電波暗室で行うテストサイト測定と、現場に専用測定機器を持ち込んでのオンサイト測定があります。
電磁波測定に対応可能な企業
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- 東信電気株式会社[神奈川県川崎市]
- 東信電気は家電、サーバーなど多様な信頼性試験に対応します。目的にあわせて試験をアレンジし、ワンストップで必要な全ての試験を実施できます。国内外の安全規格認証取得の申請代行の支援にも対応しています。
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- 沖エンジニアリング株式会社[埼玉県本庄市]
- 電子部品・電子機器に関する信頼性試験や故障解析などの製品評価、各種環境試験を受託しております。ISO/IEC17025に基づいた独立試験所として認定を取得しており、公正で中立な第三者の立場で評価・解析を行い国際的に通用するデータをご提供いたします。
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- 株式会社クオルテック[大阪府堺市]
- EBSD分析やパワーサイクル試験などの受託解析・信頼性試験から、研磨試料の作製、高耐食性無電解Niめっき液の開発、EMC対策のコンサルティングまで、トータル・ソリューションを提供いたします。
電磁波測定に用いる装置
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- 電波暗室
- 壁や天井に電波吸収体を取り付け、通常外部から内部および内部から外部への電磁波をシールドする部屋のこと。
関連規格
- JIS C4421
- 可変速駆動システム(PDS)―電磁両立性(EMC)要求事項及び試験方法
- JIS C4431
- パワーエレクトロニクス装置―電磁両立性(EMC)要求事項及び試験方法
- IEC 61000-1-2
- 電磁両立性(EMC)-第1-2部:一般-電気及び電子機器の電磁現象に対する機能的安全性実現のための方法論
- IEC 61000-2-6
- 電磁両立性(EMC)-第2部:環境-第6章:工場の電源における低周波伝導妨害の放射レベル評価
- IEC 61000-4-2
- 電磁両立性(EMC)-第4-2部:試験及び測定技術-静電放電イミュニティ試験
- IEC 61000-4-3
- 電磁両立性(EMC)-第4-3部:試験及び測定技術-放射,無線周波数,電磁界イミュニティ試験
- IEC 61000-4-5
- 電磁両立性(EMC)-第4-5部:試験及び測定技術-サージイミュニティ試験
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