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ポリマー評価
ポリマー材料の特性評価において、粘弾性測定装置は欠かせないツールです。特に、せん断応力やせん断速度に対するポリマーの挙動を測定することで、加工中の流動特性や変形挙動を正確に把握できます。
例えば、射出成形や押出成形といった工程で重要な、材料がどのように流れ、どの程度の力で変形するかを定量的に評価できます。これにより、製品の品質や加工条件を最適化するためのデータが得られ、製造プロセスの効率向上に寄与します。
装置選定のポイント
- ・測定対象のポリマー粘度範囲(低粘度から高粘度まで)に対応できるか?
- 特に低粘度の材料や、正確な測定が必要な場合に、トルク感度が重要になります。
- ・サンプル容量の柔軟性
- 高価な試料や少量しか入手できないサンプルの場合には、最小サンプル容量が少ない装置を選択しておくと安心です。
「ポリマー評価」に対応する装置
製品 | 対応情報 | 特徴 | 企業名 | 関連情報 |
---|---|---|---|---|
DMA 850 | 種類動的粘弾性測定装置
温度範囲-160°C ~ 600°C |
幅広い温度範囲で非常に正確かつ再現可能な機械的特性の測定を実現。これまでになく容易に優れたDMAデータを取得できます。 | ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社 | 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ |
Discovery Hybrid Rheometer (DHR) HR 30, HR 20, HR 10 |
種類回転型せん断レオメーター
温度範囲詳細はお問い合わせください |
最小のサンプル容量でも低トルクで低粘度および弱い分子間構造の測定を実現。高精度なG’とG"の測定が可能で、高度なひずみと応力制御を提供します。また、熱膨張の影響をリアルタイムで測定することもできます。 | ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社 | 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ |
VMR-052UPC | 種類全自動粘度測定装置
温度範囲10~100℃ |
液体の動粘度測定および、プラスチックの相対粘度、粘度数・極限粘度並びに平均分子量の測定を目的として開発されたVMR-052UPCは、人手を拘束すること無く粘度測定に関する一連の操作の自動化を実現しています。 | 株式会社離合社 | 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ |
食品研究・開発
食品業界では、粘弾性測定装置を使用して原材料や製造過程における食品の品質を定量的に評価することができます。例えば、乳製品、ソース、デザートの粘度や、パンやゼリーの弾力性といった特性を評価することで、食品の「口当たり」や「食感」を科学的に分析可能です。
また、加工中の温度変化に伴う粘度の変化を追跡することで、製造プロセス全体の最適化が可能となります。これにより、食品の品質を一定に保ちつつ、消費者に満足してもらえる製品を提供することができます。
装置選定のポイント
- ・食品の粘度範囲(低粘度~高粘度まで)に対応できるか?
- 液体食品やクリームなどの製品の「口当たり」や「滑らかさ」を再現するために必要になります。低粘度のソースやドレッシングから、高粘度のクリームやペースト、さらには固体食品まで対応できる広い粘度範囲がある装置が理想的です。
- ・せん断応力・せん断速度測定機能
- 液体食品やクリーム、チョコレートなどの製品の「口当たり」や「滑らかさ」再現するために重宝されます。
「食品開発・研究」に対応する装置
製品 | 対応情報 | 特徴 | 企業名 | 関連情報 |
---|---|---|---|---|
HAAKE Viscotester iQ | 種類回転式レオメーター
温度範囲詳細はお問い合わせください |
リーズナブルながら高機能。タッチパネルでの直観的な操作も可能。対象アプリケーションが多いけれど、シンプルに複数のタスクをこなしていきたい現場に推奨の機種となります。 | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 | 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ |
HAAKE MARS 40/60 | 種類回転式レオメーター
温度範囲-150 ~ 600℃ |
研究開発や品質管理などにおける標準的なアプリケーションにフォーカス。一台で材料開発からアプリケーションの試作までをこなします。 | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 | 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ |
HAAKE Viscotester 3 | 種類回転式粘度計
温度範囲詳細はお問い合わせください |
電池式の小型回転式粘度計。 安定感のあるグリップと簡単操作。低粘度、高粘度用の2機種をご用意。品質管理部門でご使用を想定とした各種保守、貸出機オプションもご用意。 | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 | 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ |
自動車部品の研究・開発
ゴムやエラストマー素材の耐久性を評価するために、粘弾性測定装置が広く使用されています。特に、ゴム部品は長時間にわたるストレスや温度変化にさらされるため、材料がどのように変形するか(クリープ)や、疲労によってどう劣化するかを精密に測定することが重要です。レオメータを使えば、長時間にわたる動的負荷をかけることで、ゴムやエラストマーの挙動や耐久性をシミュレーションし、部品の性能や寿命を予測することができます。
装置選定のポイント
- ・動的粘弾性測定(DMA)
- 自動車部品の動的性能を評価するために、DMA(動的粘弾性測定)ができる装置は非常に便利です。特に、材料が振動や温度変化に対してどのように反応するかを把握するために必要になります。
- ・温度制御機能(広範な温度範囲対応)
- 自動車部品は極寒から高温までの過酷な環境にさらされるため、温度依存性の評価が行われます。広範な温度範囲での測定ができる装置を選ぶことが重要です。
「自動車部品の研究・開発」に対応する装置
製品 | 対応情報 | 特徴 | 企業名 | 関連情報 |
---|---|---|---|---|
DMA8000 | 種類回転式レオメーター
温度範囲-190~600℃ |
分析ヘッドが回転し、サンプル装着が簡単。温度、時間スキャン、シングル/マルチ周波数測定、ひずみ応力制御測定、TMAなど多彩な測定モードを選択可能。浸漬バスによる液体中測定などオプションも充実。 | PerkinElmer Japan合同会社 | 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ |
ViscoQC100/300 | 種類回転式粘度計
温度範囲詳細は資料をご確認ください |
液体から半固体まで、幅広い物質の品質を保証。セットアップは2分以内に完了。1回の測定に必要なサンプルは極少量なので、潜在的に有害な試料の測定に最適です。 | 株式会社アントンパール・ジャパン | 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ |
RheolabQC | 種類回転式レオメーター
温度範囲-20~+180℃ |
フローカーブと降伏点の迅速な単一点チェックから複雑な粘弾性評価まで、日常的な粘弾性試験の新たな標準となるシステム。柔軟で信頼性の高いシンプルな操作を実現しています。 | 株式会社アントンパール・ジャパン | 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ |
MCR 702e | 種類回転式レオメーター
温度範囲-160℃~1000℃ |
最も汎用性の高く、高度なレオロジー研究向けのハイエンドレオメーターです。用途にあわせて200以上のアクセサリから選んで追加できます。 | 株式会社アントンパール・ジャパン | 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ |
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