【2024年最新】レオメーター・粘度計(粘弾性測定装置) お悩みから探す

お悩みから装置を探す

1. 摩擦や接触の測定誤差が大きい

サンプルを測定する際に、機械的な接触や摩擦が発生するため、微細な変形や動きを正確に測定できないことがありました。

摩擦によるエネルギー損失や外部の影響が測定データに影響を与え、特に高精度が求められる実験では問題となっていました。
サンプルが微妙に膨張したり収縮したりする場合、その微小な変位を捉えるのは非常に難しい課題です。

お悩みを解決する方法は?

クリープ、膨張、収縮といった複雑な挙動も正確な測定

回転や移動の際に物理的な接触がなく、サンプルや測定機構に外部からの不必要な力が加わらず、非常に繊細な測定を実現。

時間経過に伴う材料のクリープ(持続的な変形)や、膨張・収縮といった微細な変化を捉えることも可能になります。

「測定誤差」の課題を解決してくれる装置

製品 対応情報 特徴 企業名 関連情報
DMA 850DMA 850
種類動的粘弾性測定装置
温度範囲-160°C ~ 600°C
幅広い温度範囲で非常に正確かつ再現可能な機械的特性の測定を実現。これまでになく容易に優れたDMAデータを取得できます。 ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ
Discovery Hybrid Rheometer (DHR)Discovery Hybrid Rheometer (DHR)
HR 30, HR 20, HR 10
種類回転型せん断レオメーター
温度範囲詳細はお問い合わせください
最小のサンプル容量でも低トルクで低粘度および弱い分子間構造の測定を実現。高精度なG’とG"の測定が可能で、高度なひずみと応力制御を提供します。また、熱膨張の影響をリアルタイムで測定することもできます。 ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ

2. セットアップや解析が複雑

粘弾性測定装置を使用する際、特に初心者や経験が少ないユーザーにとって、セットアップの手順は非常に複雑です。サンプルの正確な準備、測定条件の適切な設定、センサーやアクセサリの選択など、複数の要素を一貫して管理しなければなりません。

また、装置ごとにインターフェースや設定項目が異なるため、初めて使う機器では混乱しやすく、正確な測定結果を得ることが困難です。

お悩みを解決する方法は?

直観的なインターフェースで高度データ解析を実現

インターフェースの簡略化と直感的な操作により、プリセットの測定条件や、タッチパネル搭載機器もあります。

高度な解析ソフトウェアにより、データの可視化や解析結果の解釈を容易可能な場合もあります。

「セットアップ・解析」の課題を解決してくれる装置

製品 対応情報 特徴 企業名 関連情報
DMA8000DMA8000
種類回転式レオメーター
温度範囲-190~600℃
分析ヘッドが回転し、サンプル装着が簡単。温度、時間スキャン、シングル/マルチ周波数測定、ひずみ応力制御測定、TMAなど多彩な測定モードを選択可能。浸漬バスによる液体中測定などオプションも充実。 PerkinElmer Japan合同会社 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ

3. 測定範囲が狭く、素材が限定される

広範囲な物性を持つ材料を正確に測定できないことは、測定対象ごとに装置を変更したりと手間がかかります。測定する際に、複数の装置やアダプタを用意しなければならず、コストや時間がかかる点が大きな課題です。

一部の測定装置は特定の素材に最適化されており、異なるタイプのサンプル(例:ゲル、液体、粉末など)の特性を適切に評価できないこともあります。

お悩みを解決する方法は?

幅広い測定範囲と多様な素材に対応可能な装置も

最新のレオメータや粘度計は、広い測定範囲に対応したモデルが開発されています。これにより、低粘度から高粘度までの幅広い材料に対して、1台の装置で測定が可能です。
応力・ひずみを広範囲で測定できるモジュールやアクセサリが提供されており、特殊な素材にも柔軟に対応できるようになっています。

「測定範囲」の課題を解決してくれる装置

製品 対応情報 特徴 企業名 関連情報
ViscoQC100/300ViscoQC100/300
種類回転式粘度計
温度範囲詳細は資料をご確認ください
液体から半固体まで、幅広い物質の品質を保証。セットアップは2分以内に完了。1回の測定に必要なサンプルは極少量なので、潜在的に有害な試料の測定に最適です。 株式会社アントンパール・ジャパン 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ
RheolabQCRheolabQC
種類回転式レオメーター
温度範囲-20~+180℃
フローカーブと降伏点の迅速な単一点チェックから複雑な粘弾性評価まで、日常的な粘弾性試験の新たな標準となるシステム。柔軟で信頼性の高いシンプルな操作を実現しています。 株式会社アントンパール・ジャパン 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ
MCR 702eMCR 702e
種類回転式レオメーター
温度範囲-160℃~1000℃
最も汎用性の高く、高度なレオロジー研究向けのハイエンドレオメーターです。用途にあわせて200以上のアクセサリから選んで追加できます。 株式会社アントンパール・ジャパン 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ

4. 食品の口当たりや食感を研究したい

食品の開発や品質管理において、口当たりや食感は非常に重要な要素です。しかし、これらの感覚的な特性を科学的に評価することは非常に難しく、感覚評価に頼ることが多いです。例えば、クリームのなめらかさや、ゼリーの弾力、ヨーグルトの粘度などは、主観的な感覚が強く影響します。

このため、客観的かつ定量的に食感を測定することは困難であり、製品の一貫性や品質確保が課題。

お悩みを解決する方法は?

粘弾性測定装置を用いた客観的な食感の評価を実現

食品の口当たりや食感を定量的に測定するための強力なツールとして、粘弾性測定装置は活用されています。

粘度、弾性、塑性など、食感に関連する物理的特性を科学的に評価でき、従来の感覚評価と比較し定量的な測定・評価を実現できます。

「食品開発・研究」の事例

「食品開発・研究」の課題を解決してくれる装置

製品 対応情報 特徴 企業名 関連情報
HAAKE Viscotester iQHAAKE Viscotester iQ
種類回転式レオメーター
温度範囲詳細はお問い合わせください
リーズナブルながら高機能。タッチパネルでの直観的な操作も可能。対象アプリケーションが多いけれど、シンプルに複数のタスクをこなしていきたい現場に推奨の機種となります。 サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ
HAAKE MARS 40/60HAAKE MARS 40/60
種類回転式レオメーター
温度範囲-150 ~ 600℃
研究開発や品質管理などにおける標準的なアプリケーションにフォーカス。一台で材料開発からアプリケーションの試作までをこなします。 サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ
HAAKE Viscotester 3HAAKE Viscotester 3
種類回転式粘度計
温度範囲詳細はお問い合わせください
電池式の小型回転式粘度計。 安定感のあるグリップと簡単操作。低粘度、高粘度用の2機種をご用意。品質管理部門でご使用を想定とした各種保守、貸出機オプションもご用意。 サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ

5. 人手を煩わせず粘度測定を自動化したい

粘度測定を行う際、依然として手動での操作やサンプルのセットアップ、測定条件の調整が必要とされています。この操作は、時間と労力がかかるだけでなく、作業者の熟練度や状況に依存するため、測定結果にばらつきが生じやすいという問題があります。

特に、多数のサンプルを短時間で測定しなければならない場合や、定期的な粘度測定を行う際、手動による作業が負担となり、効率性が低下します。

お悩みを解決する方法は?

粘度測定の自動化による作業負担の軽減と効率化

粘度測定に関する一連の操作を自動化できる装置を選択すると、人手を割くことなく安定した試験を行うことが可能です。

専用の容器を定位置に置くだけで、試料のサンプリングから洗浄動作まで行えるものもあります。

「測定自動化」の課題を解決してくれる装置

製品 対応情報 特徴 企業名 関連情報
VMR-052UPCVMR-052UPC
種類全自動粘度測定装置
温度範囲10~100℃
液体の動粘度測定および、プラスチックの相対粘度、粘度数・極限粘度並びに平均分子量の測定を目的として開発されたVMR-052UPCは、人手を拘束すること無く粘度測定に関する一連の操作の自動化を実現しています。 株式会社離合社 装置の詳細 資料ダウンロード お問い合わせ

ホワイトペーパー

レオメーター・粘度計(粘弾性測定装置)の紹介動画

レオメーター・粘度計(粘弾性測定装置)とは

設定温度で試料に引張,圧縮,せん断,曲げの振動応答の時間変化から動的粘弾性(DMA)を測定する装置です。
これらは、レオロジーと呼ばれる分野で活用され、物質の応力とひずみの関係やその他の特性を研究するために使用されます。

●レオメータと粘度計の違い

  • レオメータ(Rheometer):
  • 流体や材料の変形や流れの挙動を評価するためのレオロジー測定器です。
    流体や材料をさまざまな条件下で変形させ、その応力・ひずみ関係や弾性・粘弾性挙動などを詳細に解析します。例えば、液体やゲルの流れる挙動を評価したり、材料の弾性や粘性などの特性を理解するのに適しています。
  • 粘度計(Viscometer)   :
  • 流体の粘度を測定するためのレオロジー測定器です。
    粘度計は、流体が外部の力に対してどれだけ抵抗を示すかを評価します。流体の粘度を一定の温度やシアレート(シア速度)で測定することが一般的です。主なタイプには、回転式、振動式、または流れの中での粘度測定などがあります。

レオメーター・粘度計(粘弾性測定装置)の用途

食品(嚥下剤、とろみ剤、チョコレートコーティング等)
流動特性、食感、加工・成形、口どけなど
塗料・インク・ペンキ
流動特性、塗布、広がり、加工特性など
石油・化学
流動特性(温度依存)、押し出し性など
医薬品・化粧品
流動特性、分散貯蔵安定性、加工特性など
建築材料
流動特性、作業性・時間、押し出し性
ポリマー・樹脂
流動特性、作業性、効果特性、溶融特性

レオメーター・粘度計(粘弾性測定装置)の種類と測定方法

粘度計

粘度計は、「JIS Z 8803液体の粘度-測定方法」により、以下に分類されています。

毛細管粘度計 ガラスでできた細管に試料を入れて、通過する時間を測定して動粘度(粘度/密度)を算出します。
測定は、ニュートン流体の性質を示す物質のみとなります。
毛細管粘度計は、安価で手軽に測定ができます。
落球式粘度計 球を液体の中に落とし、落下に要する時間を測定して粘度を算出します。
測定は、ニュートン流体の性質を示す物質のみとなります。
回転式粘度計 試料中に筒等円筒形の回転体を入れて、流体から受ける抵抗(トルク)を測定し、粘度を算出します。
回転粘度計には回転体別に以下の3種類があります。
  • 共軸二重円筒形回転粘度計
  • 単一円筒形回転粘度計(B型)
  • コーンプレート型回転粘度計(E型)
測定は、ニュートン流体、非ニュートン流体どちらの物質も可能です。
振動式粘度計 試料中に振動片を入れて振動させ、一定の振動数で振動させた時の粘性抵抗を測定し、粘度を算出します。

レオメーター

粘度計は一定方向の回転のみとなりますが、レオメーターは正弦波(振動)を与えて粘弾性を評価できます。
振動による小さなずりひずみにより、材料を壊さずに測定ができます。

回転式レオメーター 回転粘度計を高性能にした装置。
単一円筒形回転粘度計(B型)では、特定の回転数しか設定できませんが、回転式レオメーターでは、回転数を変化させて、回転数ごとの粘度が測定できます。
測定は、ニュートン流体、非ニュートン流体どちらの物質も可能です。
キャピラリーレオメーター せん断粘度、流動特性の測定に用いられる装置。
回転レオメータと比較して、高せん断速度の粘度測定が可能です。
音叉振動式レオメーター 試料中で振動子を共振させて、一定振幅で動かすのに必要な力を測定し、粘度を算出します。

規格

ASTM
  • ASTM D115
  • ASTM D623
  • ASTM D789
  • ASTM D1076
  • ASTM D1084
  • ASTM D1337
  • ASTM D1338
  • ASTM D1417
  • ASTM D1439
  • ASTM D1824
  • ASTM D2196
  • ASTM D2243
  • ASTM D2364
  • ASTM D2556
  • ASTM D3288
  • ASTM D3468
  • ASTM D3716
  • ASTM D3730
  • ASTM D3794
  • ASTM D4016
  • ASTM D4065
  • ASTM D4143
  • ASTM D4300
  • ASTM D4440
  • ASTM D4473
  • ASTM D4878
  • ASTM D4889
  • ASTM D5023
  • ASTM D5024
  • ASTM D5026
  • ASTM D5279
  • ASTM D5324
  • ASTM D5400
  • ASTM D5418
  • ASTM D5992
  • ASTM D6279
  • ASTM D6577
  • ASTM D7028
  • ASTM D7394
  • ASTM D8020
  • ASTM E1640
  • ASTM E2975
  • ASTM E3070
  • ASTM E3116
  • ASTM F1607
  • ASTM F3208
BS
  • BS 5350
ChP
  • ChP 0633 Rotational viscosity measurement method, method III
  • ※ChP(Chinese Pharmacopoeia)
DIN
  • DIN 2555
  • DIN 3219
  • DIN 1342 1-3
  • DIN 13343
  • DIN 16945
  • DIN 51810 Part 1
  • DIN 51810 Part 2
  • DIN 52007-1
  • DIN 53019-1
  • DIN 53019-2
  • DIN 53513
  • DIN 53533
  • DIN 54453
  • DIN 54458
EN
  • EN 302-7
  • EN 2555
  • EN 3219
  • EN 10301
  • EN 12092
  • EN 12802
  • EN 14770
  • EN 15425
  • EN 15564
IOCCC
  • IOCCC 2000
ISO
  • ISO 1652
  • ISO 2535
  • ISO 2555
  • ISO 3219
  • ISO 4664
  • ISO 4666
  • ISO 6721
  • ISO 6721-1
  • ISO 10364-12
JP
  • JP XVII 2.53(2.1.2)Single cylinder-type rotational viscometer
  • ※JP(Japanese Pharmacopoeia)
Ph. Eur.
  • Ph. Eur. 2.2.8 - 粘度
  • ※Ph. Eur.(Pharmacopoeia Europe)
  • Ph. Eur. 2.2.10 - 回転式粘度計法
  • Ph. Eur. 0132
TAPPI
  • TAPPI T648
  • TAPPI T697
USP
  • USP 912 - 回転式レオメータ法
  • ※USP(U.S. Pharmacopoeia)

新着情報

お探しの企業が見つからなかった場合は、弊社のコーディネーターが代わりにお探しいたします

お気軽にご相談ください
ページ上部へ