EMC試験とは

EMC試験電波暗室

EMC試験電波暗室
東信電気株式会社様 提供)

EMC(Electro-Magnetic Compatibility:電磁両立性)試験とは、電気・電子機器などが機器の内部及び外部からの妨害電磁波に対して、その機能・動作が阻害されないかを測定する試験です。

妨害電磁波には製品自身が発するものと、周囲の電気製品や太陽などの自然現象が起源のものがあります。EMC試験は前者の影響をみるエミッション(EMI)試験と、後者への耐性を調べるイミュニティ(EMS)試験に大別されます。

EMC測定の製品例としては、通信・情報機器、産業機器、計測機器医用機器車載機器などがあります。

EMI(Electro Magnetic Interference)試験(エミッション試験)
電気・電子機器が動作することによって、自身が発生する妨害電磁波のレベルを確認する試験です。放射性妨害波測定(放射電磁エミッション)と伝導性妨害波測定(伝導性エミッション)があります。
EMS(Electro Magnetic Susceptibility)試験(イミュニティ試験)

電気・電子機器から発生する電磁波や太陽などの自然発生の電磁波によって、機器が誤動作しない耐性を確認する試験です。

日本国内ではJIS規格などでイミュニティの試験方法が定められており、静電気イミュニティ試験放射イミュニティ試験ファーストトランジェント/バースト試験サージイミュニティ試験、伝導イミュニティ試験、電源周波数磁界イミュニティ試験電圧ディップ・停電及び電圧変動などがあります。

EMC試験に対応可能な企業

EMC試験に関係する情報を、「EMC試験コーナー」にて紹介しています。ご参照ください。

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